中京競馬場 競馬予想

プロキオンステークス(G2)

中京・ダート1800メートル

コースの特徴

ホームストレッチからスタートしてコースを1周するレイアウト。スタート地点は上り坂で、2コーナーからバックストレッチ半ばにかけてもう一度上る。そこを越えると4コーナーまで一本調子の下りになっていて、直線に向いてもう一度坂に向かっていく。起伏に富んだコース形態でゴール前の直線も410.7メートルと長く、ダート1800メートルとしては国内屈指のタフなコースと言える。最後の直線前半の上り坂で、逃げ・先行馬もバテるが、差し・追い込み馬も脚を使ってしまう。そのため、長い直線でイメージされるほど、差しや追い込みが届くわけではない。脚質を問わず最後はスタミナの有無がものをいう。

有力馬情報

サンライズジパング

地方交流競走の不来方賞(JpnⅡ・盛岡・ダート2000メートル、稍重馬場)で重賞初制覇。前々走のみやこSでJRAでの重賞タイトルも獲得した。2つのレースに共通していたのは水分を含んだ馬場状態で、特にみやこS(重馬場)では1分49秒7の速い時計にも対応。芝のクラシック路線で培ってきたスピードが、ダートの舞台でも生きたということだろう。前々走のチャンピオンズCは6着という結果になったが、これはコーナーで外を回る展開も響いた印象。陣営は左回りのほうが合うタイプとの認識を持っており、2戦連続となる中京・ダート1800メートルの舞台は合うはずだ。

ドゥラエレーデ

芝のGⅠ・ホープフルSの勝ち馬だが、近走の好走はもっぱらダート。2番人気の支持を受けた前々走のみやこSで11着と大きく崩れたこともあってか、前走のチャンピオンズCでは9番人気と評価を下げていたが、結果は勝ち馬レモンポップから0秒3差の3着と巻き返しに成功。一昨年の同レースもレモンポップから0秒3差の3着で、その差こそ詰められなかったとはいえ、馬群でもまれると力を出せなかった馬が差しに構える形で伸びてきた。過去にない内容だった前走を生かすためにも、今回はとても大事なレース。完全復活を期す一戦と言えるだろう。

カズペトシーン

ダートの活躍馬を輩出している母系の出身で、近親には牝馬の地方交流重賞で活躍するアーテルアストレアがいる。晩成型のルーラーシップを父に持つ本馬は、5月の遅生まれらしいゆっくりとした成長曲線で徐々に頭角を現してきた。オープンクラスへの昇級戦で重賞チャレンジも初めてだった前走の武蔵野Sでは、勝ったエンペラーワケアから0秒2差の2着に好走。素質開花が近いことを印象付けている。最大の武器は直線一気のレース運びを可能にしている末脚の切れで、近5走のうち4走で出走馬中最速の推定上がり3ハロンタイムをマーク、残りの1走も2位の数字をマークしている。展開次第で大きく浮上しそうなタイプだ。

オメガギネス

まだ重賞タイトルこそ獲得していないが、一昨年のレパードS、昨年の東海S、シリウスSと2着は3回あり、オープンクラスでの勝利が2回。3走前のオープン特別・三宮S(京都・ダート1800メートル)では、2着馬に7馬身差をつける快勝を決めている。ポテンシャルは重賞レベルと誰もが認める存在だ。ゆえに前走のみやこSでの10着は不可解な敗戦。スタート後のダッシュがつかず、それまでよりも位置を取れないレース運びになったとはいえ、直線を向いたときにはすでに手応えがなかった。ここは巻き返しを期す一戦。待望の初重賞タイトルを手にしたい。

サンデーファンデー

現役では決して数の多くないスズカコーズウェイの産駒だが、デビュー当時から陣営の評価は高かった馬。出世が遅れた理由は、身体的な成長よりも精神的な面が大きく、馬群でもまれると競馬を止めてしまうようなところがあった。現在も完全に解消されたわけではないが、以前よりもゲートをしっかりと出て、ポジションを取って走れるようになっている。大外枠スタートから2番手を進み、早め先頭で押し切った前走のベテルギウスS(リステッド・京都・ダート1800メートル)のような競馬が本馬の勝ちパターン。相手強化よりもスムーズな競馬ができるかが今回も鍵になる。

サトノエピック

キタサンブラック産駒に多い、500キログラムを楽に超える大型馬。スラッと見せる体型から芝適性があるようにも感じさせるが、母の父がベラミーロードのアメリカ血統。ユニコーンS、東京ダービー(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)と重賞で2度の2着があるダートこそが適性条件だろう。14着だった前走のアンドロメダS(リステッド・京都・芝2000メートル)は度外視してOKだ。一方で、前々走のジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)では13着と大敗。スタートでつまずいたとはいえ、直線で後退した内容は案外だった。仕切り直しの今回は大事な一戦となりそうだ。

タマモロック

重賞でも通用可能と思わせる好馬体を持つヘニーヒューズ産駒。前走の武蔵野Sはスタート直後のスピードの乗りこそひと息だったとはいえ、勝負どころでポジションを上げ、直線で前を射程圏に入れるところまでのレース運びはほぼ本馬のイメージ通り。それだけに、伸び切れなかった8着という結果は少し物足りない。持ち時計、上がりタイムでは比較できない重賞の壁があったのだろう。今回は距離を延長し、久々にコーナー通過4回の競馬にチャレンジ。2度目の重賞挑戦で、慣れも見込めるだろう。本来の力を発揮できれば、ここでも差のない走りが可能なはずだ。

ミッキーヌチバナ

多くの活躍馬を送り出した名繁殖牝馬のニキーヤを祖に持つ母系の出身。自身もダートのチャンピオンホースとして活躍し、種牡馬となってもダートのチャンピオンを送り出したゴールドアリュールは近親にあたる。3走前のアンタレスSで重賞勝ち馬の仲間入りを果たした本馬は、地方交流重賞で大活躍したダノンレジェンドの代表産駒と言える存在となっている。適度なレース間隔を取って出走することが多く、今回も5着だったみやこS以来約3か月ぶり。大事に使われているだけあって、7歳でも馬体はまだまだ若い。展開次第で上位進出のチャンスは十分にあるだろう。

引用:J R A

一週前追い切りを独断と偏見で評価

  • カズペトシーン:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • サトノエピック:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • サンデーファンデー鮫島克駿騎手を背に基準値越えの好時計❕
  • サンライズジパング:松若風馬騎手を背に基準値越えの好時計❕
  • タマモロック:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • ドゥラエレーデ川田将雅騎手を背に基準値越えの好時計❕
  • ホウオウルーレッ:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • ミッキーヌチバナ:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • ロコポルティ:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕

最終追い切りを独断と偏見で評価

  • オメガギネス:杉原誠人騎手を背に基準値越えの好時計❕
  • サトノエピック:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕
  • サンライズジパング坂井瑠星騎手を背に基準値越えの好時計 & 自己ベスト更新❕
  • フタイテンロック:助手騎乗ではあるが、基準値越えの好時計❕

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馬 名 勝 率 連 対 率 3着 率
サンデーファンデー 50 70 85
ビヨンドザファザー 25 35 50
ドゥラエレーデ 0 0 50
ホウオウルーレット 35 65 65
サンマルパトロール 25 45 65
ロコポルティ 25 35 35
ニューモニュメント 5 40 70
タマモロック 10 70 75
サンライズジパング 40 45 60
オメガギネス 25 125 140
ディープリボーン 70 85 85
フタイテンロック 30 55 100
カズペトシーン 35 95 110
ミッキーヌチバナ 20 35 50
ペプチドソレイユ 20 20 20
サトノエピック 45 70 80
虎
勝率では、ディープリボーンが軸馬になるが、古川吉洋騎手の成績では期待できない…

展開予想

ペース M

逃げ ① 好位 ⑩⑫⑪③

中位 一団 後方 ⑬②④⑦

この枠ならサンデーがハナを主張。オメガ、ドゥラは好位、サンライズ、サトノは中位、カズ、ホウオウは後方から。それほどペースは速くならず先行有利。

引用:競馬ブック

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